MA600使用事例: 高精度なロボティクス

役立つ情報を毎月お届けします
プライバシーを尊重します
高精度、高解像度、高帯域幅をもつMA600は、光学式エンコーダと密接に競合し、市場に出回っている既存のホールベースの角度位置センサに代わるすぐれた選択肢を提供します。
ロボットの関節の各モータには、正確な角度制御のためのセンサが必要です。企業が協働ロボット (コボット) やロボットを使用した倉庫の自動化を進めているため、設計者は精密なモーション制御、より高速な制御ループ、高コスト、およびスペースに関する課題に直面しています。光学式エンコーダは高精度を提供する反面、磁気センサに比べて7~10倍高価で、大きなフォームファクタを持っています。同様に、磁気角度位置センサは、精度と帯域幅が十分ではありません。
MPSは、モーション制御用の高精度、高帯域幅の磁気位置センサである、MA600を開発しました。MA600は、ユーザーのキャリブレーション後に0.1度未満の超低誤差で、光学式エンコーダに近い性能を実現します。センサのフロントエンドでは、新しいレベルの感度と低ノイズを達成したトンネル磁気抵抗 (TMR) ブリッジを使用して磁場が検出されます。
MA600は、帯域幅150Hzで14.8ビット、帯域幅13kHzで12.5ビットの解像度を達成し、高速ループ制御を効果的にサポートします。高精度、高解像度、高帯域幅を備えたMA600は、光学式エンコーダと緊密に競合し、市場に出回っている既存のホールベースの角度位置センサに代わるすぐれた選択肢を提供します。
付加機能は以下のとおりです :
- 内部にある32ポイントのルックアップ・テーブルを使用したユーザーキャリブレーション後、0.1°未満に達する0.5°の超低誤差 (工場出荷時)
- 12ビット~14.8ビット±3σで設定可能な絶対角度エンコーダ
- 遅延がなく、速度誤差が最小限
- 20mTから>100mTの広い磁場範囲
- シャフト端 (軸上) およびサイドシャフト (軸外) の取り付け構成をサポート
- デジタル角度読み出しおよびチップ設定用のSPIまたはSSI
- 1~4096回転あたりの設定可能なパルス数を備えた、インクリメンタルABZ直角位相エンコーダインタフェース
- インクリメンタルUVWエンコーダ出力
- パルス幅変調 (PWM) 絶対出力
- マルチターンまたは速度出力オプション
- 3.3V供給電圧、7mA静止電流 (自己消費電流)
- -40°C~+125°Cの動作温度
- 小型のQFN-16 (3mm x 3mm) パッケージで提供
詳細はMPSのセンサ製品ページをご覧ください。
関連コンテンツ
-
ビデオ
精密でプログラム可能な磁気角度センサ: MA600
MA600は、永久磁石の絶対角度位置を検出するように設計された高精度の0.5° (0.1°) INLデジタル磁気角度センサです
-
寄稿文
磁気角度センサ : 解決策の説明
本稿では、さまざまな製品のデータシートで確実に判断できるように、分解能を定義する上で最も意味のある方法を提案します
-
アプリケーション
ロボティクス
ロボット工学に適したMPSの機能集積型のモータ・ドライバおよびバッテリーマネジメントICソリューションをぜひご覧ください
-
ビデオ
サーボ制御ループの磁気角度センサの分解能と帯域幅を理解する
このプレゼンテーションでは、光学センシングと比較した磁気角度センシングの利点、ホール効果ソリューションとTMRベースのソリューションの違い、および分解能の精度と帯域幅の評価方法について詳しく説明します
アカウントにログイン
新しいアカウントを作成